発心門王子
*発心とは、発菩提心、即ち仏道に入る心を起こすこと。
*明治末期の神社合祀後、王子神社遺址の碑が立つのみだったが、近年社殿が建てられた。五体王子に数えられる。社殿右側には碑が残る。また、この王子の語源となった発心門は、社殿の前の道をまたいだ山の上にあったとされ、昔は、鳥居やその他の建物があったのではないかと思われる基礎のあとや、その際に使われた石などがたくさんあった。

平成14年11月19日撮影 発心門王子の風景と紅葉


【発心門王子の謎(^^?)】
発心門王子の鳥居の横の雑木林の中に
小さな小さな鳥居がぽつん・・・。さて、この鳥居、なんなんでしょう・・・。
と素朴な疑問。
語り部さんに聞いてみると・・・
「間違って焼いてしまった敬っていた”木”のかわり」だそうです。
それにしても、本当に奥ゆかしいというか、とても小さな鳥居。
発心門王子に訪れたら、探してみて下さいね。

<悲しいことに現在はこの小さい鳥居は行方不明です>

*南無房宅跡
発心門王子の社殿の右側の下のほうに熊野比丘尼の家があり、建仁元年、藤原定家はここに宿泊したとされる。現在跡地は、付近の地形が変化したため面影は見られない。

*藤原定家の歌
「いりがたき みのりのかどは けふすぎぬ いまよりむつのみちにかへすな」
苦行の末、ようやく仏の国に入ったのだから、もはや六道苦の世界に後戻りはするまいという決意を述べたものだとされる。六道=地獄、餓鬼、畜生、修羅、人間、天界